2010年01月31日
心にしまった優しい想い出がツラい時には励ましてくれる
こんばんは。今日もお仕事お疲れさまでした。私も今日の御葬儀が終わり、ただいま帰宅しました☆
昨日、納棺をしてきた故人さまは、パッとお顔を拝見しただけで、とても優しそうな表情で今にも起き出してきそうなくらい、穏やかなお顔でした。
ずっと先生を20数年やってらっしゃったとのこと。
威厳があるにも関わらず、とても優しそうで。
この先生が小さな子どもたちに伝えてきた時間。
その一瞬一瞬が、瞼に浮かぶようでした。
自分の小さいころを思い出してみても、そうなんですが、決して裕福ではなかったし、買いたかったものよりも、むしろガマンさせられた記憶の方がはるかに多い。
だけど、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごした夏休みや、お父さん、お母さんとたまの休みに出かけたラーメン屋さんとか。
そんなささいな、小さい想い出が、ふとツライ時や、寂しい時に心を照らす小さな灯火(ともしび)になってるんです。。
心の中の優しい想い出が少しずつでも増えていくような、そんな生き方を積み重ねていきたいなぁ、と感じました。
どうしても、誰かが亡くなるのは、寂しく悲しいものですが、こればかりは誰もが避けられないもの。
田圃の畦に綺麗に並んだ、紅い曼珠沙華が透明な水色の空に揺れながら、悲しみの波紋を吸い取るようでした。
(この記事は2008.10のものです)
現在進行中のブログはこちら
http://ameblo.jp/101sakura/
昨日、納棺をしてきた故人さまは、パッとお顔を拝見しただけで、とても優しそうな表情で今にも起き出してきそうなくらい、穏やかなお顔でした。
ずっと先生を20数年やってらっしゃったとのこと。
威厳があるにも関わらず、とても優しそうで。
この先生が小さな子どもたちに伝えてきた時間。
その一瞬一瞬が、瞼に浮かぶようでした。
自分の小さいころを思い出してみても、そうなんですが、決して裕福ではなかったし、買いたかったものよりも、むしろガマンさせられた記憶の方がはるかに多い。
だけど、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごした夏休みや、お父さん、お母さんとたまの休みに出かけたラーメン屋さんとか。
そんなささいな、小さい想い出が、ふとツライ時や、寂しい時に心を照らす小さな灯火(ともしび)になってるんです。。
心の中の優しい想い出が少しずつでも増えていくような、そんな生き方を積み重ねていきたいなぁ、と感じました。
どうしても、誰かが亡くなるのは、寂しく悲しいものですが、こればかりは誰もが避けられないもの。
田圃の畦に綺麗に並んだ、紅い曼珠沙華が透明な水色の空に揺れながら、悲しみの波紋を吸い取るようでした。
(この記事は2008.10のものです)
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2010年01月31日
DO BEST
さくら 777♪です。
今日のタイトル、【ベスト】
最近、一番ツボにきた言葉です。
というのも、私、仕事しているときは、常に周りの情況を把握しながら動くんですが、チームでやることも多いので、ともすれば誰か、そこから遅れていたりすると、自分がカバーにまわれるよう、自分のペースを落とす傾向があるんです。
(指摘されるまで気がつかなかったんだけど(>_<)
そしたら、この道25年のYさんに、またもや金の言葉をかけられました。
【いいか、トキタ。
自分のベストを尽くせ。
周りに合わせてペースを落とすな。
それで、相手が間に合わなくても、それはその本人がベストを出していないからだ。
自分にとっての、ベストを必ず出せ。
そうして、誰かが上司から怒られたとしても、それはそいつの責任なのだ。】
私、そういう風に考えたことがなくて・・・。
本当に、いつも周りを見てたから・・・。
またもや脳天ヒット、あれからというもの、常にベストで仕事に挑んでおります
(この記事は2008.10のものです)
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今日のタイトル、【ベスト】
最近、一番ツボにきた言葉です。
というのも、私、仕事しているときは、常に周りの情況を把握しながら動くんですが、チームでやることも多いので、ともすれば誰か、そこから遅れていたりすると、自分がカバーにまわれるよう、自分のペースを落とす傾向があるんです。
(指摘されるまで気がつかなかったんだけど(>_<)
そしたら、この道25年のYさんに、またもや金の言葉をかけられました。
【いいか、トキタ。
自分のベストを尽くせ。
周りに合わせてペースを落とすな。
それで、相手が間に合わなくても、それはその本人がベストを出していないからだ。
自分にとっての、ベストを必ず出せ。
そうして、誰かが上司から怒られたとしても、それはそいつの責任なのだ。】
私、そういう風に考えたことがなくて・・・。
本当に、いつも周りを見てたから・・・。
またもや脳天ヒット、あれからというもの、常にベストで仕事に挑んでおります
(この記事は2008.10のものです)
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2010年01月30日
カラダのキズは見えるけど、心の傷は目に見えない
先日から葬祭場で使うイスの掃除を、延々一人で行っています。
お葬儀が入っていないときは、もっぱら備品のメンテナンス。
まるで、禅のようです。。。
広いホールに、誰もいないし。
なのに、なぜか・・・時々どこからか「バチン!」とか音、しょっちゅうするんですケド(・∀・)?。
************
さて本日そんなメンテナンスの途中、お昼前に病院から搬送依頼が入って、今日は初めて故人さまの病院→ご自宅への搬送、を行いました。
いつも御納棺の時は、遺体が硬直して固いし、冷たいんですが、今日は亡くなって時間が経ってないせいもあり、温かいし柔らかい。
長期間闘病されてたようで、ご遺族の方も心の準備は予めできていたようでした。
それで、搬送車に移動するとき、足にキズがあって、それにガーゼが当ててあったんですが、ふと
私たちって、
【カラダのキズは見えるけど、心の傷は目に見えないな】って。
想ったんです。
当たり前のことだけど、誰もが何かしら心にキズ持ってても、それって表には現れてこないから、通り過ぎてしまうんだなぁー、って。
体にケガをしている人をいたわるように、心にキズを負った人にも、同じようにいたわることのできる、そんな繊細さを持っていたいなぁーって、故人さまに教わりました。
さ、明日は、また御葬儀。
だいぶ涼しくなってきたし、がんばります☆
読んでもらって感謝
現在進行中のブログはこちら
http://ameblo.jp/101sakura/
(この記事は2008.09のものです)
お葬儀が入っていないときは、もっぱら備品のメンテナンス。
まるで、禅のようです。。。
広いホールに、誰もいないし。
なのに、なぜか・・・時々どこからか「バチン!」とか音、しょっちゅうするんですケド(・∀・)?。
************
さて本日そんなメンテナンスの途中、お昼前に病院から搬送依頼が入って、今日は初めて故人さまの病院→ご自宅への搬送、を行いました。
いつも御納棺の時は、遺体が硬直して固いし、冷たいんですが、今日は亡くなって時間が経ってないせいもあり、温かいし柔らかい。
長期間闘病されてたようで、ご遺族の方も心の準備は予めできていたようでした。
それで、搬送車に移動するとき、足にキズがあって、それにガーゼが当ててあったんですが、ふと
私たちって、
【カラダのキズは見えるけど、心の傷は目に見えないな】って。
想ったんです。
当たり前のことだけど、誰もが何かしら心にキズ持ってても、それって表には現れてこないから、通り過ぎてしまうんだなぁー、って。
体にケガをしている人をいたわるように、心にキズを負った人にも、同じようにいたわることのできる、そんな繊細さを持っていたいなぁーって、故人さまに教わりました。
さ、明日は、また御葬儀。
だいぶ涼しくなってきたし、がんばります☆
読んでもらって感謝
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(この記事は2008.09のものです)
2010年01月29日
仕事で気をつけること
仕事の話。
お通夜前に【納棺】といって、ご遺体を棺へ安置する仕事があるんですが、最近はよく行くんですね。
正直、慣れない最初のころは、私もご遺族と一緒のような気持ちでした。
だって、次に何をやっていいのか分かんないんだもん。
でも、段々回数重ねると、“次はうまくやろう。。”って思うような、今回はうまくできないことって、どうしても出てきちゃうんですね。
だけど、そのとき25年やってきてるベテランのYさんからハッキリ斬られました。
「おまえにとっては、次がある仕事だけど、ご遺族にとっては、一生に一度しかないんだぞ。」って。
そうです、人生のうちで葬儀って、あっても何回か・・・しかないじゃないですか。
それぞれの人生を歩んできて、一番最後に行き着くところ。
やり直しがきかない、旅立ちの、その手伝いをする仕事なんですよね。
毎回、一回、一回を改めて大事にしていかなくちゃ、と想いながら・・・今日も行ってきました。
今日を振り返って、いい御納棺の儀ができたと思います。
8畳2間に入りきれない位、たくさんのご親族のみんなに末期の水をとってもらえて、お亡くなりになった方も、きっとお喜びになってるだろうなぁ~と想いながら、ついつい私の方がジン ときちゃいました(笑)
私にとっても、一日一生で悔いのないように、仕上げてきたいです。
さて、明日はこの方の御葬儀です。
(この記事は2008年9月のものです)
お通夜前に【納棺】といって、ご遺体を棺へ安置する仕事があるんですが、最近はよく行くんですね。
正直、慣れない最初のころは、私もご遺族と一緒のような気持ちでした。
だって、次に何をやっていいのか分かんないんだもん。
でも、段々回数重ねると、“次はうまくやろう。。”って思うような、今回はうまくできないことって、どうしても出てきちゃうんですね。
だけど、そのとき25年やってきてるベテランのYさんからハッキリ斬られました。
「おまえにとっては、次がある仕事だけど、ご遺族にとっては、一生に一度しかないんだぞ。」って。
そうです、人生のうちで葬儀って、あっても何回か・・・しかないじゃないですか。
それぞれの人生を歩んできて、一番最後に行き着くところ。
やり直しがきかない、旅立ちの、その手伝いをする仕事なんですよね。
毎回、一回、一回を改めて大事にしていかなくちゃ、と想いながら・・・今日も行ってきました。
今日を振り返って、いい御納棺の儀ができたと思います。
8畳2間に入りきれない位、たくさんのご親族のみんなに末期の水をとってもらえて、お亡くなりになった方も、きっとお喜びになってるだろうなぁ~と想いながら、ついつい私の方がジン ときちゃいました(笑)
私にとっても、一日一生で悔いのないように、仕上げてきたいです。
さて、明日はこの方の御葬儀です。
(この記事は2008年9月のものです)
2010年01月28日
大事なことはどれだけ価値のあることをするか
最近・・・暑いですねぇ。。仕事で毎日毎日・・・汗びっしょり。
葬祭場のホールに置いてあったパンフレットに、こんなことが書いてありました。
****************
誰かが亡くなると、よく
“ご冥福をお祈りいたします”
こう言って、また私たちは日常の慌ただしく忙しい生活へ戻っていきます。
けれども本当の意味で故人のご供養になるのは、故人が突きつけてくれた
“限りある命”
を、どう活かすか、考えることではないでしょうか。
****************
ずがーん、と気持ちにヒットしました。
本当にその通りだなぁー、って。
身近な人を亡くして、涙を流す関係者の方々を身近に見てると、こんなにも人は誰かを愛する力があるんだ、、ってしみじみ感じるんです。私。。
********************
この世にどれだけ価値のあることをするかにある。
(ヘンリー)
********************
(この記事は2008年9月に書いたものです)
葬祭場のホールに置いてあったパンフレットに、こんなことが書いてありました。
****************
誰かが亡くなると、よく
“ご冥福をお祈りいたします”
こう言って、また私たちは日常の慌ただしく忙しい生活へ戻っていきます。
けれども本当の意味で故人のご供養になるのは、故人が突きつけてくれた
“限りある命”
を、どう活かすか、考えることではないでしょうか。
****************
ずがーん、と気持ちにヒットしました。
本当にその通りだなぁー、って。
身近な人を亡くして、涙を流す関係者の方々を身近に見てると、こんなにも人は誰かを愛する力があるんだ、、ってしみじみ感じるんです。私。。
********************
この世にどれだけ価値のあることをするかにある。
(ヘンリー)
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(この記事は2008年9月に書いたものです)
2010年01月27日
おくりびと、転職
はじめまして。さくら777です。
7月から新しく仕事を始めました。
“葬儀屋さん”。
毎日お通夜とお葬儀が、同時進行で何回もあって、。
もうなんだか、ものすごい時間が経ってるような感覚です。
昔から神社やお寺に行ったり、坐禅をするのも好きだし、実父が亡くなってるから、いつも「死」を見つめてる部分があったし。
それで、今年は叔父を亡くしてから、そういう仕事が身近になって、人の人生の締めくくりの儀式を滞りなく行う仕事って、大事だなぁーと思ったんですよ。
でも、やっぱり想像していたよりも、ハード。
まず座れない。多分・・・10時間近く立ちっぱなしじゃないかなぁ。
足の裏が真っ赤。
それよりも、さらにハードなのは、100才以上で大往生とかならまだいいけど、そうじゃないケースが多いから、、やっぱり、家族も、友達も、親戚も、近所だった人たちまで、みんなが悲しい。
私まで一緒に泣きそうになっちゃうんですよ。
いろいろ頭の中で考えちゃうし。
“この人はどういう人生を歩んだのかなぁ。”とか。
仕事ができるようになってきたら、忙しくてそれどころではないんでしょうけど。
今はまだ何もできないから。流れをまず見てるだけなので、感覚が多分参列者とおんなじなんですよね。。だけど、こういう感覚を忘れちゃいけないな、とも思うし。
みんな、それぞれの仕事で、そういうのってあると思うんですよ。
病院関係者だったら病院の、金融関係者だったら金融の、公務員だったら公務員の、接客業だったら接客の、現場関係だったら現場の、宗教関係だったら宗教の。
それぞれのプロになってしまうが故に、部外者の普通の一般的な感覚が薄れてしまうこと。
そこを忘れないために、今日は日記を書きました(笑)。
まぁ、今までいろんな仕事をしてみたけど、大事なことはシンプルで、
どんな仕事でも、結局
“人の気持ちに寄り添うこと”なのかも。
それって、人の心に【小さいけど、あったかいぬくもり】を与えるんだよね。
それができるときは、自分も気持ちいい仕事ができたし、それができないときは、失敗したし。
なんでもかんでも寄り添えばいい、ってもんでもないけど、。
自分の気持ちに正直に、かといって過去のことには執着しないで、人の気持ちに寄り添えるようになれたらいいなぁ、と思いました。
読んでもらえて感謝
(この記事は2008年9月に書いたものです)
茨城県桜川市の総合葬祭こもり家族葬
さくらほーる・ベルホールhttp://www.bell-komori.co.jp
7月から新しく仕事を始めました。
“葬儀屋さん”。
毎日お通夜とお葬儀が、同時進行で何回もあって、。
もうなんだか、ものすごい時間が経ってるような感覚です。
昔から神社やお寺に行ったり、坐禅をするのも好きだし、実父が亡くなってるから、いつも「死」を見つめてる部分があったし。
それで、今年は叔父を亡くしてから、そういう仕事が身近になって、人の人生の締めくくりの儀式を滞りなく行う仕事って、大事だなぁーと思ったんですよ。
でも、やっぱり想像していたよりも、ハード。
まず座れない。多分・・・10時間近く立ちっぱなしじゃないかなぁ。
足の裏が真っ赤。
それよりも、さらにハードなのは、100才以上で大往生とかならまだいいけど、そうじゃないケースが多いから、、やっぱり、家族も、友達も、親戚も、近所だった人たちまで、みんなが悲しい。
私まで一緒に泣きそうになっちゃうんですよ。
いろいろ頭の中で考えちゃうし。
“この人はどういう人生を歩んだのかなぁ。”とか。
仕事ができるようになってきたら、忙しくてそれどころではないんでしょうけど。
今はまだ何もできないから。流れをまず見てるだけなので、感覚が多分参列者とおんなじなんですよね。。だけど、こういう感覚を忘れちゃいけないな、とも思うし。
みんな、それぞれの仕事で、そういうのってあると思うんですよ。
病院関係者だったら病院の、金融関係者だったら金融の、公務員だったら公務員の、接客業だったら接客の、現場関係だったら現場の、宗教関係だったら宗教の。
それぞれのプロになってしまうが故に、部外者の普通の一般的な感覚が薄れてしまうこと。
そこを忘れないために、今日は日記を書きました(笑)。
まぁ、今までいろんな仕事をしてみたけど、大事なことはシンプルで、
どんな仕事でも、結局
“人の気持ちに寄り添うこと”なのかも。
それって、人の心に【小さいけど、あったかいぬくもり】を与えるんだよね。
それができるときは、自分も気持ちいい仕事ができたし、それができないときは、失敗したし。
なんでもかんでも寄り添えばいい、ってもんでもないけど、。
自分の気持ちに正直に、かといって過去のことには執着しないで、人の気持ちに寄り添えるようになれたらいいなぁ、と思いました。
読んでもらえて感謝
(この記事は2008年9月に書いたものです)
茨城県桜川市の総合葬祭こもり家族葬
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